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こんにちは、遙です。
今回は「スキル回しを覚える」こと、「スキル回しの練習方法」についての解説です。
「スキル回しを覚える」というのはどういうことなのか?
本記事のテーマ
スキル回しの正しい覚え方を知ることです。
FF14の解説記事や日記はたくさんの方が書いていらっしゃるので、僕も拝見させていただく機会があるのですが、中級者向けの記事などで「ホットバーを見なくてもスキル回しが出来るように練習しよう」というような内容を見かけることがあります。
僕はだいぶ前からこの内容に疑問を感じており、今回はこのテーマについて個人的見解を述べたいと考えています。
また、考え方は人それぞれであり、正解が1つとは限らないのも事実です。
閲覧いただいた方々には、様々な意見を受け止めて、自分なりの解答を導いてほしいと思います。
スキル回しを覚える本来の目的
スキル回しを覚えるのは、実戦においてスキル回しを考える部分に割く脳のリソースを少なくし、ギミックミスを減らしたり、スキル回し自体の精度を高めるためです。
つまり、
- 戦闘中にスキル回しについて考える時間を減らし、ギミックについて考える時間を増やす
- 毎回同じ動きが出来るようにする
というのがスキル回しを覚えることの主な目的となります。
手段と目的を混同しないようにするため、ここは明確にする必要があります。
決して「覚えること」そのものが目的ではありません。
スキル回しを丸暗記することのデメリット
上記で2つの目的を挙げましたが、これらの目的を達成するためにどういった手段が最適でしょうか。
よく言われる「ホットバーを見なくてもスキル回しが出来るようにする」ことが本当に最適ですか?
一見、良い方法に見えますが、この方法にはデメリットがいくつかあります。
- スキル回しをそのまま完全に丸暗記することはそもそも難しい。(労力がかかる)
- 丸暗記できていたとしても、それを引き出すのに時間がかかる。
- イレギュラーが発生したときに破綻する。
- ギミック等でスキル回しが分岐する場合、そのパターン分覚える必要がある。
目的に合った手段を取る
戦闘中の限られた時間の中で、効率良く時間を使うことがすべてを円滑に行うコツです。
そのために本当に必要な方法を取り入れることが非常に重要です。
この目的の場合だと、様々なパターンで役に立つスキル回しの覚え方は「ホットバーを見てすぐにスキル回しが分かるようにすること」です。
そしてそれは「ホットバーを見ながらスキル回しの練習をする」ことと「実戦でギミックをこなしながら、ホットバーを一瞬見て記憶を引き出す練習をする」ことで身に着きます。
ホットバーを見てスキル回しを一瞬で引き出す
なぜホットバーを暗記するよりこちらの方が優れていると判断するかについて理由を説明します。
他の要素と関連付けて記憶から引き出しやすい
丸暗記法だと自分の記憶のみが頼りになるのに対して、ホットバーを見ることで様々な情報を同時に得ることができ、結びつけるような形でスキル回しが引き出しやすくなります。
各スキルのリキャストやジョブHUDのゲージ量など、様々な情報がヒントとなって本来次に使うはずのスキルを思い出しやすいです。
アビリティのタイミングもリキャストだけでなく他のスキルとの関連性で引き出せるので間違いが起こりにくいです。
暗記する方法だと、スキルを使用する順番以外にも、アビリティをリキャストで使う為に時間を数える必要があります。
正直、ホットバーを見ないでリキャストを管理しろと言われてもかなり難しいです。
それだけを考えていればいいのであれば可能かもしれませんが、実際はギミックをこなしながら行うことになりますから。
僕は目を瞑って60秒数えてストップウォッチを止めろと言われても、60秒に近いタイミングで止められる自信がありません。
でも、50秒台後半の時点で見ていいのであればかなり近いタイミングで止められると思います。
きっと僕だけではなく、ほとんどの人が同じように思うと思います。
引き出すのは一瞬
反復練習をした回数にもよりますが、ホットバーを見てスキル回しを思い出すというのは、時間がかかるものではありません。
練習すれば、一瞬で次にやらなければいけないことが分かります。
スキル回しを暗記するのが目的なのではなく、使える時間を効率よく使い、ギミックミスを減らしたりスキル回しの精度を高めることが目的なので、非常に強いメリットです。
1秒かけて記憶のみから思い出すよりも、0.5秒でホットバーを見て0.3秒で記憶から引き出す方が簡単です。
イレギュラーや分岐パターンに強い
普段からホットバーを見ながらスキル回しをすることに慣れているので、いつもの状態から何がどれくらい変わっているのかを判断しやすいです。
相対的な位置づけで記憶に定着させやすいので、ミスが少なくなります。
出来ないことをやろうとするより、出来ることを洗練する
そもそもコンテンツによっては20分近くやらないといけないものもあるのに、すべてを丸暗記するというのは出来る人もいるのかもしれないですが、基本的には出来ない人の方が多いと思います。
対して、ホットバーを見てスキル回しをするのはほとんどの人が出来ると思います。
最初はギミックをこなしながらは難しいかもしれませんが、反復練習をすれば必ず出来るようになります。
ホットバーを見てスキル回しが頭に浮かんでくるまでに時間がかかる場合は練習不足です。
木人を殴る際はむしろホットバーをガン見しよう
練習時点ではとにかくホットバーをガン見して、要素を記憶に定着させることを目指した方が良いです。
もちろん、映像で覚えようとするのではなく、複数の要素を関連付ける形で覚えるのが良いです。
このスキルを使う時には、他のスキルのリキャストがこのくらいなんだなとか、ゲージ量はこれくらいなんだなっていうのを意識しながら定着させていきます。
そうすると、実戦ではリキャストやゲージ量を元にスキル回しが思い出されるようになります。
ゲージ量がproc運で左右されるジョブの場合は基本的には一定のアルゴリズムで分岐のパターンを処理していくことになるので、ランダムでprocするものに反応できるように練習する必要があります。
実戦で何かしらイレギュラーがあってずれた場合でも、何がどれくらいずれたのかを相対的に気づきやすいので、軌道修正もしやすいです。
注意点ですが、練習時点で毎回違うスキル回しをしていると関連付けの意味が薄くなるので、ホットバーを見ながらでも同じスキル回しが出来ていないうちは、お手本のスキル回しを用意してそれを真似するようにしましょう。
お手本のスキル回しは上手な人のスキル回しを引っ張ってくると良いです。
ある程度記憶に定着したらあとは実戦で練習しよう
ある程度スキル回しが頭に入ったらとにかく実戦で練習しましょう。
必ず高難易度コンテンツでなければならないというようなことはありません。
「一瞬でホットバーを見て、ギミックをこなす」という実戦での練習は、そのコンテンツのそのギミックのみで役に立つ力ではありません。
ありとあらゆるコンテンツで役に立つ地力を上げることに繋がります。
ギミックがきていなければホットバーをずっと見ていて良いです。
大抵のボスはギミックをこなしている時間よりもただ殴っている時間の方が長いので、ほとんど木人みたいなものです。
ホットバーを見ないでスキル回しが出来ても敵のオートアタックを眺める時間が増えますが、肝心な部分ではむしろ難しくなっていると思って良いです。
丸暗記する方法だとコンテンツ中はアウトプットするのみの時間になるでしょうが、この方法ではコンテンツ中にインプットもしているので、どんどん精度が上がっていくと思います。
ギミックをこなす練習をしながら、スキル回しを定着させているので、ただ木人を殴っているよりもずっと効率が良い練習になります。
まとめ
「ホットバーを見ないでスキル回しが出来ることが正しい」という先入観を取り除き、効率の良い方法で精度を高めていく方法を解説しました。
僕はギミックミスの回数はかなり少ない方ですが、ホットバーは割とずっと見てます。
ホットバーもギミックも、見逃してはいけないチェックポイントがあるだけで、どちらも常に見ている必要はないんです。
必要なタイミングで、必要なものを、必要な時間だけ見る。
これを守ればスキル回しに無駄に脳のリソースを割くことなくギミックに時間をかけて頭を使えるので、ギミックミスを減らすことが出来ます。
僕以外にもギミックミスが少ない人はたくさんいますが、ほとんどの人はホットバーを見ていると思います。(スキルのリキャストを見てバーストのカウントダウンをしてる人もいるので)
「上手な人はホットバーを見なくても完璧にスキル回しができる」というような幻想をもし抱いているのであれば、一度リセットし考え方を変えて練習してみることをオススメします。
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